松任谷正隆さんのびーとるーずの命名は今でもすごいなあ、と思っている。

母親が持っていたビートルズの曲をダビングしたカセットテープ。手書きで曲名が書かれている。私は物を大切にしない所があって、特に若い頃はなのだけれど、そろっていたカセットテープが今ではこれだけ。どこにやってしまったのかな。abbey roadのカセットテープも車の中にあったはずなのだけれど、ない。と思っていたら、中身だけbeatles 10の入れ物にabbey roadのカセットテープが入っていた。入れ物もあったはずだから、被害妄想的な思いが、盗られたかな、と浮かんでしまった。世界は大丈夫気味な感覚になっているけれど、気を付ける所は気を付けておいた方が良い。経験上。(信用しているところは信用している)
私が自分で聴き始めた洋楽はbon joviが初めてだけれど、beatlesは母親が好きで家族で山へ行く途中や帰りに車の中でよく流れていた。私はどのカセットテープに入っていた曲かは忘れたが、ヘルタースケルターという曲が好きだ。beatlesにしては狂暴な曲だと思う。ヘルタースケルターで合っているよな。
若い頃は母親を馬鹿にしたような態度が多かったことは、後悔の1つとしてある。家にあったリルケやキーツの詩集も母さんが買ったのだろうし、英語も若い頃から勉強しなさい、と言われていたのに無視したような態度だったし。今、思い出すと暮らしの手帖の藤城清治さんの画が乗っている絵本も寝ながら読んでくれていた記憶があるし。多分、そうだったよな。映画も好きだったし。映画に関しては私に対して感傷に浸り過ぎる映画は観させないような態度を取っていた気がする。想像すると、母さんもそうだったのだろか、そんな気になり過ぎる危険が映画にはあったかもしれない。日常がそれになってしまうような。想像なのだけれど、だったら私はやっぱり母さんの子だよな、とは思う。思春期はそういう危険もある時期かもね。今はそれを楽しんでいる余裕が少しはある。こんなこと言っていると母さんに悪い気がするけれど。母さん自身も私にそういうような助言もしていたのではないかな、確か。
とにかく、芸術的なようなことを置いていてくれたのは、母さんだったな、と今は思うのだよな。単純に母さん自身そういうのが好きだったのだろうし。人生にお洒落とか、芸術的な(料理とかも)文化がトッピングされていると豊かではあるな、と思う。大げさな事ではなく。

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