夜蛍(よるぼたる)
夜、雨が上がって濡れた町は
静かで。
今夜は眠ることができないだろう、と思って
道を歩く。
蛍が光っていて、でも少ないと、思っていると。
目の前を。やはり蛍が飛ぶ様を
表現すると、ふわり、と表わすのがよいだろう。
とても、優しく、ふわり、と目の前を飛んで、
少しずつ、そして去っていく。
はかない命を灯して、
今日、この季節を生きるそのさまを。
おい、蛍。わたしの今夜に明かりを。
今日は好きなだけ起きていていいのだと、
眠れない今日を、そう思うことにしている。
夜、雨が上がって濡れた町は
静かで。
今夜は眠ることができないだろう、と思って
道を歩く。
蛍が光っていて、でも少ないと、思っていると。
目の前を。やはり蛍が飛ぶ様を
表現すると、ふわり、と表わすのがよいだろう。
とても、優しく、ふわり、と目の前を飛んで、
少しずつ、そして去っていく。
はかない命を灯して、
今日、この季節を生きるそのさまを。
おい、蛍。わたしの今夜に明かりを。
今日は好きなだけ起きていていいのだと、
眠れない今日を、そう思うことにしている。
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