写真展「絶対」

 

夏がピークである頃、結構ばてていた。去年の夏に、頑張っていた運動を膝を痛め、腰を痛め全く運動していなかったからだろうか、と考える。力が入らねえ、のように。いかんな、と思って、時間がさらにかなりあるので、旅に出ることにした。リミットをちょっと外して。少々いいか、と思って。まずは、三津浜港から柳井港にフェリーで車を乗せて行く。

子供を連れた家族が、話をしている。別にいた子供がそこに加わっているようだ。話しが優しい。私は横になって、帽子を顔にあてて半分寝ている。でも、話しを聞いている。

目的は、福岡のリブリスコバコで展示されている齋藤陽道さんの「絶対」展。行こう、と思うようになっていて、思い立ったのが火曜日の夜。すぐ行きたい、と思って、水曜日はしかし、リブリスコバコは休み。スマホでかかる時間などを大体調べると、かなり朝早くに行かないとリブリスコバコが開いている時間帯にはその日には到着できない。なので、1日前にワンクッション、つまり1泊しようと思って、その場所を下関に決める。着いて車を運転していると、壇ノ浦の看板にテンションが上がる。源平の最後の戦いの場所と言っていい場所だ。あまりにも有名で、見ておこう、と、行く。陸地と陸地の狭間が短くその間の海の潮の流れが速い。こんな場所だったんだ、と思う。



1泊の場所を下関にしたのは、どうせなら、海鮮が好きなのでそれを食べようと思ったから。ビジネスホテルにチェックインし、スマホで近くの居酒屋を検索する。ホテルからちょっと遠かったけれど、鮮魚店直営店の説明に惹かれ、そこへ行く。当り。ショウサイフグみたいな唐揚げが美味しかったり、隣の人が鮎を頼んでいたので私も鮎の塩焼きを頼む。刺身の盛り合わせも頼むよね。店の人も私のことを知っている様子で、そのような振舞いをしてくれるが、そこには好意があるように感じて、酒が旨かった。頼もうとしたら、素通りとか、そういう振舞いだが、それも殆どなく、値段も通常の鮮魚のものより安い。

翌日、余裕を持って福岡に着く。上の写真はリブリスコバコの近くのお寺。リブリスコバコでは写真を撮ったらいかんかな、と思って撮っていない。入口の写真くらい撮っておけば良かったかな。展示してある写真はマジックアワーである頃の逆光の写真。逆光と人とのことで、温かい光の円が生じていてここでは、かなりそれを意識しているようだと感じた。人の温もり、被写体と写す人と。まなみさんの多分出産した時の写真は、赤ん坊を抱いていて、よく見ようとしていて、ひんがら目にちょっとなっている、と思った。そこを逃さないぜ。なのか、どうか。産まれたこどもをよく見る。
以前購入していた神話は5年目までだったので、写真集神話6年目を購入する。最後のページの齋藤さんの言葉がエモーショナル。旅の感じと共に行って良かった。そこで、出会う写真や今回は写真集、神話の言葉。感じ方もまた違うよね。
帰りは、別府からのフェリーに16時45分だったかな。乗り過ごし、20時50分のフェリーに乗って、深夜に帰宅。
別府港近くで、間に合わないことを悟って、ならばと入った中華料理屋で食べた、ラーメンが下手な豚骨ラーメン食べるより美味しい、と思った。野菜がたっぷりであったし。

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