夏の朝

 

夏の朝、

海を見るために、車に乗る。

朝の光を染めた海は、

凪いでいて、

絹のきめ細やかさを

袖に通して、佇む、

若い青年のようにして、そこにいた。

車を進めると、風が吹いていて、

人生とはそういうもののように、

海は騒いで、経験していた。

もっと先に行くと、老人でもいるのかと

思ったが、

時間と期待を込めることにして、帰りの道を走っていた。

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