喫茶店


 小説を書くほど、気力はなくて、
何を不足して感じられていないか。
自覚もできない。
喫茶店に入っていて、
目の前の席に
椅子が並んでいて、
花瓶に花が活けてある。
予約された席だ。

音楽が止まって、
時計の音が刻まれていて、

また音楽が始まる。

隣の席に女性が座るのだけれど。
守ってくれているのは、
ご苦労様です、と思っているのだけれど、
今は腹が立っていて、
自分のするべきことは。と思ったけれど。
今、するべき、べきなど、そういうことはないのだろう、と。

何だか分からないうちに、
終わっている。

生きている以上、こんな人生を生きているから、
普通の人生だと思っていたので、
みんなよく耐えているものだ、と思い。
私はそんな昔みたいに大して、激しい刺激を求めていない。

喫茶店にいると、
日が陰ると、
照明は弱く、暗いので、
そういうことが、繰り返されている。

日々の繰り返しが
喜びを灯して、
そういうことが繰り返されているのなら、
それは、とても幸せなことなのだと思う。

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