ねことともにあり、また、いぬとともにある。
日曜日。
近くの商店街を歩く。
おそろいの服を着たちびっこ姉妹。
がちゃがちゃの前で駄々をこねる少年。
路地売りのころっけを一つ購入するおっさん。私。
なんて、とても平和なのだろうか。
きみかたは。
え、なんでしょう。わたしのことでしょうか。
きみかたは、あなた、といういみです。
ああ。え、でもいま、まさか、でんせつになっている、いぬのかいわが、はじまるのでしょうか。
でんせつでも、なんでもない。きみいがいの、いぬのはちょう、をもっているひとは、ふだんからいぬのかいわをしている。
なるほど。わたしは、ちいさいころに、しりあいのいえで、いぬがごはんをたべているときに、ほらっ、とわきにのこっているいぬのごはんを、いぬのくちによせて、たべてもらおうとして、いぬにぶちきれられて、ゆびをおもいきりかみつかれて、いまでもそのきずがゆびに、のこっています。だから、ちょっといぬが、すきなのではありますが、こわいです。
うん。きみかたは、ちょっとしんせつにしすぎる、ときがある。それが、あいてのために、ならないこともある。
はい。
しかし、きみかたは、わたしは、あ、わたしって、わたしのことね、きょうのいぬのことよ。
はい。
わたしは、あ、わたしのことね。きみかたは、すこしずつおとなにもなっているとおもう。けいけんをじゅくせい、させて。
わたしは、えっと、ぼくのことです。やりかえせないんですね。なにがそうしているのか。むかしからです。
きみかた。きみかたは、そこがちょうしょであり、たんしょでもある。きみかたは、だーくさいどをかかえている。
そしきのことに、なにかをやられたら、それがつのって、ぜんいん、くそども、とおもうようになります。
きみかた。それはよくない。うんの、ちっちのいみなら、いいけれど、ひとをちっちにしてはいけない。
うんの、ちっち。うんをみかたに。つけたい。
なにをいっているの。
すみません、うんの、ちっちのひびきが、なんか、よいものをもたらすひびきのように、きこえて。
きみかたは、おだやかにいられるなら、いまがすき。
そうですね。つくえにたてかけている、ほんをみて、よんでいるほん、よんでいないほん。ほんなんて、かんけいのなかった、ころ。それと、こころとかかわってくるほん。ひとのふしぎ。ひとのきもち。つたわること。それをかんじたりしているいま。
きみかたは、そうおもいだしたら、きもちが、はつどうする。
きもちがかかれたほん。いきかたが、にじみでたほん。きもちのよいほん。
かいているのは、にんげんだね。こころがはつどうする、かぎあながあって、きみかたは、きみかたの、こころをひらいて、かぎを、ほんにわたす。すると、はつどうする。
わたしは、かくこともすきですが。そうぞうをめぐらすことが、いまはにがてで。ただ、ひとはしあわせで、あるのがいいとおもいます。きょうの、しょうてんがいで、かんじました。あなたともであえた。
きみかた。うれしい。
ほんとうのやさしいきもちって、なんでしょう。
きみかた。それは、わたしには、あ、わたしは、きょうのいぬ、ね。とにかく、わたしには、まだわからない。
ひとりよがりに、なりそうなときがあります。じこあいです。
きみかた。それでも、じぶんをやめないことだ。あなた、きみかたはそんざいしていて、そういうきもちがある。それがいきている、という、きみかたの、しょうめい、なのかもしれない。だーくさいど、もある、それがきみかたであり、きみかたがいきているという、ことなんだと。ただ、きみかたの、はちょう、をかんじて、ひとにいいように、みられようと、おもう、おもいすぎるのは、よくない。それを、すこしずつ、けずっていっても、わたしは、あ、いぬのことね。きみかたは、いいところに、いてくれそうだとおもっている。
そういわれて、じぶんのきもちでないと、けいけんできなかったことが、わるいこともあるけれど、いいこともある、とあった、ときづきました。わたしのけいけんです。
きみかた。むかし、きみかたの、きょうしたちは、いっていたね。いろんなことを、けいけんして、じぶんがかたちづくられて、いくのだと。
ふざけたかいわに、なるとおもっていたけれど、あなた、あ、いぬのことです。あなたにあえて、よかった。
たまにわ、いいでしょ、いぬのかいわ。
はい。
このかいわ、かいぬしには、ないしょね。わたしが、しゃべれることしらないから。
でんぱのかいわ。
そうそう。では、さりぎわは、かぜのね、のように。いぬいぬ。いぬ~。


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