シンプルに楽し。
旅に行ってきた。初めての島根県、高速道路を使うと4時間ほどで着く。生で見た宍道湖は海の匂いがした。
出雲大社へ。
来てよかった、と思える。雨がぽつぽつ。
雨の日の傘を打つ音、小さく、とんとん。
雷はなる、こわくて
ごろごろ。
海に抜ける小道があったので、海が見たくて駐車場への帰り、脇にそれて暫く歩く。海だなー、と荒れ気味の海を鑑賞して、もと来た道に引きかえしていると行きは閉まっていた店が開いていた。昼時になってきたからだろう。出雲大社の表近くにいくつか出雲そばの店があったが、こういう脇道にあって小さい店の方が美味しそうだな、と思い入ってみる。メニューの名前は忘れたが、要するにかけそばを頼んだ。出てきたそばは東京などで見る、醬油の黒さがあるつゆで、味は甘みがある。しかし、とても上品で美味しい。そばはざらざらした平打ちの、そばでこれもとても美味しい。この店の手打ちそばらしい。甘い味付けがどうの、と思っていた時期もあるが美味しいものであれば、美味しいと今は感じる。とても美味しくて上品なそばであった。次の日に島根から鳥取の水木しげるロードを目指す。この橋を渡れば鳥取県。げげげの夫妻。
今の記憶の限り、ゲゲゲの鬼太郎で一番好きなキャラクターはねずみ男。せこいところが好きだった。他にマニアックなキャラクターで好きな妖怪もいたかもな。一反木綿も、ぬりかべ、も好きだったな。
ふむ。私の親しみのある、ゲゲゲの鬼太郎の画風。漫画がこういう画風で、私の頃のアニメの画風はその頃として漫画よりモダンな画風だった。母方のおばあちゃんとエキスポランドだったかなー、どうだったか、一緒にゲゲゲの鬼太郎のお化け屋敷に入ったことがある。キャラが濃い、と言われる母方のおばあちゃんだが、自分もそう思っていたが、子供の頃に思い出になるようなことを、結構してくれている。何もしないより、してくれた方が子供はうれしいよね。
ふむふむ。
ふむふむふむ。
水木しげる記念館にも入ってみた。良かったな。ゲゲゲの女房として朝ドラにもなっていたけれど、観ていなくてどういう人か詳しくは知らなかったのが知れた。日本が戦時中にどういう悪いことをしたかも、説明されていた。水木さんのヒストリーを知れたのが収穫。
水木しげるロードの行き帰りのこの海沿いの道が気持ちが良かった。行きに運転しながら、考え事をしていて、はっとしてこの道気持ちいい、と思った。考え事も気持ちが良くなるという道。
島根県立美術館にも行ってみる、次の日。企画展示はなくて、所蔵の展示だがこれがすごい。葛飾北斎は沢山、歌川広重少し、伊藤若冲も1つだけ、あって、写真展示はすべてモノクロの、森山大道さん、ウイリアム・クラインという人、もう一人有名な、名前を忘れた。写真の数も満足するくらいにある。陶磁器も私はよく知らないので、でも良かった。洋画の記憶が薄くなっている。でもそれも良かった。うむ。車を走らせていると、島根のキャッチフレーズが道路脇に書いてあって、神話の町、島根、らしい。
帰りの尾道美術館。ちゃんと贅沢はしています。
















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